カバー詳細


木製サッシカバー詳細図

kisyoyoko.JPG

      木製サッシカバー平面図

  アルミサッシの部屋側に木のカバー(茶色の

  部分)を取付ます。

  冬、アルミ部分が部屋の空気と接すると空気

  中に隠れている水蒸気が水玉となってサッシ

  の廻りに発生します、これが結露です。結露

  を防ぐにはサッシと空気の間に断熱材を入れ

  れば解決します、サッシメーカーさんが高機

  能断熱サッシと呼び販売しているのがこれで

  す。

  量産メーカさんは機械で流れ作業的に生産出

  来る事が条件ですから、どうしても樹脂でア

  ルミを覆うしか方法が有りません。

  私は零細のベンチャーですから量産の必要は

  なく、手作りの木製としました。樹脂より木製の

  方が断熱性能は高いですから。

kisyotate.JPG

      木製サッシカバー断面図

  
サッシを縦に見た絵です。

  木はプラスティックに比べて断熱性能は数段上

  回ります。しかも部屋の雰囲気はプラスティッ

  クで木の目まで精巧に作り、見た目では木と見

  間違う程に仕上げても断熱性能は落ちますし、

  時間とともに色が変色します。またアルミを覆

  うプラスティックはかなり薄く、これも性能的

  には落ちます。結露はかろうじて防げても部屋

  の温度は木に比べれば外気の温度に近く、雰囲

  気はやはりプラスティックです。

  木の場合にはどうしても塗装が必要です。

  残念ながら日本で使われている塗料は圧倒的に

  化学製品です。化学製品は木とのなじみが悪い

  ですから木の表面に塗料を乗せる事になります。

  木は湿度で伸びたり縮んだりしますが、塗料は

  なかなか伸びたり出来ません。結果として塗料

  に細かい割れが生じ、そこに水が入り木を変色

  させます。ドイツなどに自然素材の木にしみ込

  ませる塗料が有ります。これなら問題は解決し

  ます。木製サッシカバーの塗料はこれを使用し

  ています。