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果 物 宅 配
南アルプスは果物王国です。6月のサクランボから始まり、スモモ、桃、ブドウと続きます。
近隣の地域を加えますと夏のブルーベリー、秋のリンゴなど、豊富です。
果物は一般的に昼収穫し夕方まで選別し、翌朝農協に出荷します。その日に農協では糖度、形、色、大きさを検
査し箱詰めし、翌日の朝、販売地域の市場に運びセリにかけます。そして仲卸業者を通じ青果店に並びます。結
局収穫から消費者の手に入るまで最短5日かかります。しかも仕入れた青果店では販売するのに数日かかります、
その段階で果物が痛んでいたのでは商品として成り立ちません。それを解決する方法として現在採られている方
法が完熟前に販売完了の見込みの日数を考え、その分未完熟の状態で収穫しています。果物に限りませんが、完
熟前数日の成長が本来の味・香を作ります。その大事な時には既に収穫されているのが流通に乗った物の宿命な
のです。
農家直販の場合、朝収穫し選別、箱詰めを行い昼には宅配業者に渡されますので翌日には購入した人の元に届き
ます。ですから新鮮だけでなく完熟状態の物が届く訳です。青果店で買ったトマトと成っている物を取って食べ
ると全く味が違うトマトだと言う話は良く聞きますね、これはこのような理由によるものなのです。
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