工事例(2×4) 基礎編

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工事例(2×4)基礎

木造建物の基礎の参考例です、建物の経年劣化に最大に関係する要素が基礎です。

木造住宅は建物としては軽いですが、今まで一般的に行われた基礎の造りかたでは、

基礎が支える事の出来る重量と建物の重量では建物の重量の方が勝ってしまってい

るケースが多々見られました。建物の重さの方が基礎が支える事の出来る重さより大

きい場合、建物が傾くような特殊な例は除き、建物の外壁の劣化が早い、軒先が少し

曲がっている、ドアーの動きが何となく重くなった、そんな症状が出ます。症状としては

それ程目立った物ではありませんが、建物の経年劣化、寿命という点では大いに関係

します。家の費用の中で基礎に掛けるお金は出来栄えとして目に見える処なので、方

では軽工事をするじられます。自分の家ではちゃんとするべきと思います。基礎、床下

の換気。外断熱工法では床下から熱が逃げないように、床下の換気をしません。本当に

それで良いにそれでしょうか?床下は基礎を通じ、地面と接していまたとえ、基礎下に張

ってシートを地面とは分離していると言います。しても、シートは時間とともに劣化する事は

無いのでしょうか。笹子トンネルの天井落下事故ではありませんが、科学物質が長年劣化

しない保証は重要な部分を化学物質で補う事は大変な危険を抱え込む事だと思います。

工事がし難い事を除けば床下でしっかり断熱する事が本来と思うのですが。

白アリは蟻の仲間ではなくゴキブリの仲間と聞きました。一般的に行われている対策は消

毒です。しかし、消毒の効き目は5年くらいでなくなります。「5年したら再消毒をしましょう」

とは良く言いますがはたして可能なのでしょうか?白アリは建物の外の土の中に居ます。

基礎の床下のコンクリートに亀裂が無い限り基礎の外側を上がって来て建物に侵入し ます、

という事は土台の外壁側に侵入します。土台の外側をどの様にして消毒するのでしょうか?

床下にもぐって消毒できるのは土台の内側です。つまり、白アリの居ない所を消毒する事し

か出来ないのです。ですから、白アリが侵入しない方策を取る事が肝心と思います。外断熱

で行う基礎断熱や基礎の外側にモルタルを塗るのはもっての他です。白アリが移動する為に

は蟻道が必要で、基礎と断熱材、間に蟻道を作りますし、人からは発見されませんから自由

に行き来できます。基礎に断熱材を張ったり、モルタルを塗る事は蟻にとっては最高のプレゼ

ントなのです。白蟻は目が見えなく、60センチ洗っても木の臭いが無いと白アリは木が無い物

と考え引き返すそうです。土と土台の距離を60センチ以上離す事を考えましょう。また、モルタ

ル等を基礎に塗る事は止めましょう。勝手口などの床の位置を上げる場合は、石等で下地に

土を埋める事は止めましょう。  


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